クレイジー・ハート

＜＜ストーリー＞＞シンガーソングライターとして一世を風靡（ふうび）したものの、57歳になってすっかり落ちぶれたバッド・ブレイク（ジェフ・ブリッジス）。自分の弟子だったトミー（コリン・ファレル）がアメリカのトップ歌手として人気を博す一方、孤独な酒浸り生活を送るバッドは、シングルマザーの記者ジーン（マギー・ギレンホール）と出会う。（シネマトゥデイより）

人間は歳とともに急に健康に目覚める人と不健康なまま終える人がいる。
この映画は完璧にまあ一応ほとんどが後者。
一日中酒とタバコをを片手の生活。
僕自身は2年前にタバコは何とか卒煙したし、最近は運動して健康に気遣ってるけど、
まあ100歳200歳まで生きたいとも思わないし、
本当は「不健康万歳！」てか、カッコよく思う。カッコよくないんだろうけど。

アルコール依存になりながらもかつて一斉風靡したカントリー歌手として、
地方のバーやボウリング場での地方営業。
かつての栄光もすっかり失せ、堕落してしまった毎日。
そんな中とある女性とその子供の出会いが彼を変えていく。

まあネタばれだけど最後はちょっと女性のほうに突っ込みを入れたくなるような、
ちょっと…と思えるのだけど、結果的に堕落した日々から救ってくれたのも確か。
健康が素晴らしいとかではなく艶のあるキラキラした時間を過ごせる事が素敵なのだろう。
この映画にとてもよく似た映画が「レスラー」だ。
僕にとっては「レスラー」ほどではないが、カッコいい男の映画がひとつ増えた。

タバコ自体は僕の体は欲しなくなってしまったが、
死ぬまで二度とタバコを燻らせることは無いのかなと思うとちょっと淋しかったり…。
酒もタバコも塩分に脂肪分に糖分を節制して運動を必ずする毎日のままで、
人生の後半は楽しいのかとふと疑問に思えてくる。再生の映画なのに…。

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