2010/09/03

<<ストーリー>>勇ましく戦場へと出征していったシゲ子の夫、久蔵。しかし戦地からシゲ子(寺島しのぶ)の元に帰ってきた久蔵(大西信満)は、顔面が焼けただれ、四肢を失った姿だった。多くの勲章を胸に、「生ける軍神」と祭り上げられる久蔵。シゲ子は戸惑いつつも軍神の妻として自らを奮い立たせ、久蔵に尽くしていくが……。(シネマトゥデイより)

先日爆笑問題の番組に寺島しのぶさんが出演されていて、
元々好きな女優さんではあったがあまりのカッコよさに圧倒され、
放送直後は混雑必至と避け今日まで延ばしてきたが平日の早い時間でも大盛況。
「脱げずに不自然に隠すなら受けなさんな」「『別に…』の気持ちはわかる」とか、
数々の男気ある発言にすごく共感していたので非常に楽しみであった。
(「余命」という映画での女優の必死の胸の隠しっぷりが不自然だと思ったので)

いやあとにかく圧倒、圧巻。
爽やかな若者達の爽やかな戦争映画とはまるで違う。
戦争の狂気。「軍神様」と崇められる事の無意味さ。
四肢切断のために食欲と性欲しかない「軍神様」。
残された妻にとっての勲章の無意味さ。介護や家事や農業の両立の大変さ。
どこを切り取っても辛く悲しく思えてきた。

圧倒的に客の大半はご高齢の方々ばかりだったが、
シルバー割引がいくらあっても観たい作品が少ないのも問題であろう。
もちろん「ハナミズキ」を観たいシルバーの方々もいらっしゃると思うが、
果たして自分がシルバーになった時にどんな映画を観ているのだろう。
3D映画が普通になったら果たして観にいくだろうか。

寺島しのぶさん、骨っぽい若松孝二監督作品をこれからも追っていきたいと思う。
そして興行成績より観客数を劇場数で割った本当に人気のある映画のランキングも
公表して欲しいと思った。
「キャタピラー 公式HP」
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プロフィール
Author:ゴリラ道
好きな俳優はデンゼル・ワシントン、ジャック・ニコルソン、マット・デイモン、ジェイソン・ステイサム、香川照之さん…。もっともっと必ず観たい俳優はたくさんいます。好きな監督はキム・ギドク監督とか三木聡監督とか多種多様。泣ける映画でごーっと泣いてストレス解消してます。
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