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2010/10/11 
精神 [DVD]精神 [DVD]
(2010/07/24)
ドキュメンタリー映画

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<<ストーリー>>「正気」とは?「狂気」とは?外来の精神科診療所「こらーる岡山」に集う様々な患者たち。病気に苦しみ自殺未遂を繰り返す人もいれば、病気とつき合いながら、哲学や信仰、芸術を深めていく人もいる。涙あり、笑いあり、母がいて、子がいて、孤独と出会いがある。そこには社会の縮図が見える。代表である山本昌知医師のモットーは、「病気ではなく人を看る」、「本人の話に耳を傾ける」、「人薬(ひとぐすり)」。『精神は』診療所の世界をつぶさに観察。「正気」と「狂気」の境界線を問い直すと同時に、心の傷はどうしたら癒されるのか、正面から問いかける。(Amazon.co.jp)

実は自分も1年ぐらい精神科に通っている。

数年前に発症した治まらない頭痛のためにMRIやCT検査もしたが、

どうにもこうにも異常なしとのことで、ストレスじゃないかとの事で、

でも初めての精神科への一歩まではやはり抵抗があった。

いろんな著名な方の本を読んで、心が風邪をひいた時にもらう心の風邪薬みたいな物~

というくだりが気に留まり踏み込んだのだが、実際にはどうってこともなかったし、

頭痛を治めるためにほとんどの市販薬を多用しても効かなかったのに、

ピタリと治まったのだ。それからのつきあい。病名は不安神経症で、

パニック症候群もその中に含まれ、実際に僕もパニックを起こしたことがある。

まあそれはさておき、自分が精神科で受診する前まで、

うつ」「引きこもり」なんて自分の言い訳とか怠けてる風にしか思わなかったが、

精神を病むことで体がボロボロになって本当に体が動かなくなる事は、

実際になってみるとその辛さや社会とのジレンマのようなものがわかるようになる。

僕はこの映画の方々ほどひどい訳ではないし、まだ普通に日常生活は送れる。

それでも何かあったら心の回路が簡単に狂ってしまう恐怖は身近にある。

映画に出てきた薬と同じ薬も飲んでいるし。もちろん絶対に多飲しないが。

彼らのように精神が病んで働けない精神障害者から医療費負担を突然強いた政府が、

鬼のように思えるのもすごくわかり、そのために働く精神科医の真摯な姿勢も好く映った。

興味本位で観たかったけど東京でも1館位でしか上映していなかったので観れなかったが、

DVDになってこの作品が観れて本当に良かったし、いろんな意味で勉強になった気がする。
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スレッド:DVD | ジャンル:映画

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ゴリラ道

Author:ゴリラ道
好きな俳優はデンゼル・ワシントン、ジャック・ニコルソン、マット・デイモン、ジェイソン・ステイサム、香川照之さん…。もっともっと必ず観たい俳優はたくさんいます。好きな監督はキム・ギドク監督とか三木聡監督とか多種多様。泣ける映画でごーっと泣いてストレス解消してます。

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