ヒアアフター/HEREAFTER

＜＜ストーリー＞＞霊能力者としての才能にふたをして生きているアメリカ人のジョージ
（マット・デイモン）、津波での臨死体験で不思議な光景を見たフランス人のマリー
（セシル・ドゥ・フランス）、亡くなった双子の兄と再会したいイギリスの少年マーカス。
ある日のロンドンで、死に取りつかれた3人の人生が交錯する。（シネマトゥデイ）


実はこの映画を観に行ったのが3月11日。昼過ぎから。
自分は監督の映画は大体好きなのだけどイマイチ評判が悪かったようで、
でも観るつもりでなかなか観に行けず3月11日。
もうすっかりPTSD気味になってしまったので、書くのが遅くなってしまった。

3人の人間の死に対する思いとかいろいろ、まま面白いかな～てかんじ程度だった。
最初の津波のシーンはこの監督にして珍しくか初めてのかCG映像。
80歳にしてチャレンジするなんてイカスなと思いつつ。
ところが奇しくもこの日はあの日。
映画の終盤から映画館がグラグラ～っと。
ちょっとところどころ一瞬の居眠りをしてしまい、もしかしたらいびきをかいて、
それで後の人が椅子を何度も蹴ってきたのかなあと焦っていたらどうも違う。

普段の地震とレベルが違うが観客がザワザワと騒ぎ始めて大変な事が起きてると気づいた。
怯え叫ぶ女性や劇場から慌てて飛び出す観客たち。パニック寸前。
そのうちにメリメリとスクリーンの枠だかなんかが3分の1くらい剥がれ落ち、
その枠越しに映画の終盤を観終えるか観終えないぐらいに（エンドロール前）、
係員の「大地震だから非常口から逃げてくれ」との指示。

家には障害を持った家族が一人で待っているだけに真っ青。
慌ててたらバイクの帰り道中もグラっと来て転倒し体は打撲と打ち身。
家に帰ると部屋はめちゃくちゃになっていたが家族は無事だった。
と思ったら一気に膝も指もあちこちが痛み始め、
驚いたことにテレビからは「ヒアアフター」でのようなニュース映像が…。
地震で集中できなくなったが、リアルは格段に恐ろしく…。
映画館でもう一度とは思わないが、忘れられなくなってしまった映画になりそうだ。

「ヒアアフター　公式HP」

それにしても携帯電話は肝心なときにはまじでツカエナイ。
きちんと使えたら生き埋めになった人を助けられたかもしれないのに。
SKYPEだと繋がるらしい噂もあるけど、SKYPEを使ってる人がいるかどうか…。
それにあの地震の警告音の音。びっくりするけど切るのも怖いし。